プログラミングスクール卒業生の就職戦略

プログラミングスクールでずっとRuby on Railsの勉強をしてきたのに、スクールのキャリアアドバイザーから 「Railsだけで選択肢を狭めちゃうと転職できるものものできないから、求人数の多いJavaも勉強しておくといいよ!」 とのアドバイスを受けたという話を聞いた。
たぶん今のスクール生の大半がこういう状況なんだと思う。自分がその状況だったらどうするか、考えてみる。

キャリアアドバイザーの言葉の意味

  • Rails使ってる会社に入るのはむずい
    • 就職するのはたしかに難しい。
  • SES系企業なら入れる
    • プログラミングの学習をしていなくても採用してくれる会社があるから
      • それはプログラミングの知識がほとんどなくてもできる = スキルアップにつながらない仕事があるから
  • SES系企業はJavaを使ってるところが多い
  • たぶんスクールはSES系企業と契約してて、人材紹介するとキックバックがもらえる

自分ならどうするか

まず未経験可の会社には入らない、SES系企業には入らない
未経験可ってことは、未経験でもできるような単純な仕事があるってこと。 そういった仕事を頑張ってもスキルは上がりにくいので、かなり成長角度が下がってしまう。
どうにかして未経験可ではない、Railsで開発できる会社に潜り込む

戦略2

まともな現役エンジニアの知り合いを増やして相談に乗ってもらう。あわよくば仕事を紹介してもらう。
MENTA等のサービスを使ったり、オンラインコミュニティに入ったり、勉強会に参加したりして、現役エンジニアの知り合いを増やす。
ちゃんと頑張ってることが伝われば応援してくれる人は多いと思うし、そこから就活のアドバイスやポートフォリオのレビューをしてもらえると良い。
あとはちょっとした改修作業でも任せてもらえれば"未経験"ではなくなるし、うまく行けば会社を紹介してもらえることだってある。

具体的なアクション

1. 自分が何者か他人にわかるようにする

  • 自分の状況を説明する記事を書く(note.comとかに書く、できれば読んだ人が応援したくなるような記事)
    • これまでの人生のまとめ
    • なぜエンジニアになりたいと思ったか
    • どんな努力をしてきたか(+現状のポートフォリオ)
    • 今の自分に何ができるか
    • どんな不安があるか
    • これからどうなりたいか(≒Railsで開発できる会社に入りたい)
  • Twitterアカウントを作る
  • 書いた記事を紹介するツイートをして、固定ツイートにする
  • 日々の学習ログをTweetする
  • 余裕があればQiita等に技術記事を書く

2-1. 現役エンジニアの知り合いを増やす

  • MENTAやCODEBOYなどで現役エンジニアの人に相談してみる
  • 勉強会やもくもく会に参加する
どの場所でも自分のTwitterアカウントと記事を共有する。いいやつ感と頑張ってる感が伝われば、応援してくれる人はたくさんいるはず。

2-2. スキルを上げる、ポートフォリオのレベルを上げる

2-1と並行してやる。
  • Cloud9等でしか開発経験がない場合、まずはVSCode+ローカルサーバーで開発できるようにする
  • Dockerで開発環境を作れるようにする
  • 見栄えをよくする
    • UI/UXを整える
    • サンプルデータをちゃんといれる
    • READMEをちゃんと書く(GIFとか使う)
    • 用途や使い方がわかりやすくする

3. 就活

ここは状況次第。
  • 一番良いのは、現役エンジニアから仕事を紹介してもらえれば最高。
  • 次に良いのは、現役エンジニアからちょっとした作業をさせてもらって、「未経験」を脱した状態で面接に臨むこと
  • 無理だったら、ポートフォリオを持ってエントリーしまくる。見られてるポイントとか、工夫した方が良いこととかか、現役エンジニアの人からアドバイスをもらう。

やらなくて良いこと

  • かけだしエンジニア同士で繋がる

注意点

  • 未経験可じゃない会社に行くと、最初全然役に立てなくて大変。
    • でも半年~1年くらい頑張ってそこを乗り越えればいい感じになるはず。
  • 変なオンラインコミュニティ、勉強会でのマルチの勧誘とかもあると思うから、そこの見極めは自己責任で