スピーカーを使う意味
じゃあスピーカーを使う意味は何か?
リスナー目線
- 耳を塞がない
- 長時間でも疲れにくい
- 複数人で同じ音を共有できる
- 音を身体全体で感じられる
制作者目線
- 曲を「スピーカーで聴かれた時」にどう聴こえるかが分かる
- 「音量を上げたとき」に起きる問題が見えやすい
- ボーカルやリードが音圧に埋もれる
- 高域が耳に刺さり「うるささ」に変わる
- 低域の「量」ではなく「挙動」が見えやすい
- ベースとキックが分離しているか
- 音程のある低音になっているか、ただの圧になっていないか
- 空間・定位の破綻が見えやすい
- センター(ボーカル/キック)が本当に真ん中に立っているか
- パン振りが「意図した距離感」になっているか
- リバーブが奥行きを作っているのか、ただ濁しているのか
スピーカーは「音質が優れているから使うもの」ではなく、
「音が空間に放たれたときに何が起きるかを確認するための装置」と言えそう。