身に付けたいスキルとその基準

私が「どういうスキルを身に付けるか」を考える時に大切にしていることは以下の2つです。
  • 人への任せやすさ
  • 賞味期限
  • 需給バランス
  • 楽しさ
順番に説明します。

人への任せやすさ

お金を払って人に任せやすいことは優先度が低く、任せにくいことは優先度が高いです。
法律周りのことは弁護士に聞いたり任せたりできるし、税金周りは税理士に任せられます。
一方「自分の考えを言語化する」ことは中々人に任せることができません。
作りたいサービスのプロトタイプを作るのは自分でやると効率が良いけど、プロトタイプを元にきれいに作り直すのは人に任せやすいです。

賞味期限

学んだことがどれくらいの速さで使えなくなる、陳腐化するか、ということです。
例えば現在のwebフロントエンドの知識の多くは、5年後には時代遅れのものになっている可能性が高いです。
一方でTCP/IP、UNIX、HTTP等の知識は向こう30年は使えそうな雰囲気です。
デザイン、文章力等は多少のトレンドこそあれ、一生陳腐化しなさそうです。
「20年後の自分がどうなっているか」を想像すると、賞味期限が短いスキルに積極的に手を出そうとは思えないです。

需給バランス

稼げそうか、とも言い換えられる。 やりたい人が多くて仕事が少ない分野のスキルは
  • 能力が高くても稼ぎづらい
  • 低単価で依頼できる
という特性があるので積極的にやろうとは思わない

楽しさ

そのままです。人には任せにくくて、賞味期限が長いスキルでもつまらないものはあるし、逆もまた然りです。
つまらないことを嫌々やっても、それはある意味スキルと寿命を交換しているだけとも言えます。

人への任せやすさ、賞味期限、楽しさの交点にあるのが文章力なので、今は文章力を磨いていきたい所存。