「没頭」を意図的に作り出すことはできるのか?

ものごとに没頭している状態を、意図的に作り出すことはできるのだろうか?
何かに没頭して夢中になって取り組んだ経験は、誰にでも1度はあるだろう。人は没頭している時、スキルがメキメキと上がっていくと同時に、ものすごい充実感を味わうことができる。
問題は、没頭する対象を自由に選ぶことができないということ。趣味に没頭するあまり、やるべきことが疎かになってしまうことも少なくない。
でも、本当にできないことなのだろうか。没頭している状態を作り出す方法について、考えてみようと思う。
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ぼくの好きなゲーム「実況パワフルプロ野球」(以下パワプロ)のサクセスモードで強い選手を作るには、選手のやる気を高い状態に保つことが欠かせない。
やる気が高い状態にあると、練習で手に入るポイントが多くなり、同じ能力でも試合で活躍しやすくなり、成功失敗判定のあるイベントの成功率が上がる。
だからプレイ中は常にやる気を気にかけ、やる気が下がった時には、やる気が上がるイベントが起きるように工夫したり、アイテムを使ってやる気を上げたりする。
目先の「友情タッグトレーニング」に惑わされ、やる気のコントロールが疎かになってしまっては、強い選手は作れない
現実世界で何かに没頭している状態というのは、取り組んでいるものごとへのやる気に満ちあふれている状態と言い換えられる。
パワプロのサクセスにおける、やる気がマックスの状態のようなものだ。
だとすれば、どんなイベントを起こせば、どんなアイテムを使えばやる気が上がるのかを把握することで、没頭している状態を意図的に作り出すことができるはずだ
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やる気が上がるポイントは人によって微妙に違うかもしれないけど、ぼくの場合特に重要度が高いことが3つある。
まず1つは必要性。必要性を強く実感していると、やる気が湧いてくる。留学にむけて毎日コツコツと英語を勉強していたときと、留学先で生活のために英語が必要になったときとでは、英語の勉強への意欲が全く違った。
2つ目は悔しさ。悔しさを感じたとき、やる気が湧いてくる。ぼくは地元ではそこそこサッカーが上手い方だったんだけど、高校に入ったら1年生11人中2番目に下手くそで(内1人は未経験者)、ばかにされて悔しくて、めちゃくちゃやる気が出た。
3つ目は成長の実感。スキルが上がったことの実感もそうだし、スキルが上がったことによる環境の変化もそう。これは長期間やる気を維持する上で欠かせない。先ほどの高校サッカーの例でいうと、高校3年までやる気を維持できたのは、試合で結果を出せるようになったり、それによって周りの反応が変わったことを強く実感できていたことが大きかった。
今ぼくはボクシングをやっているのだけど、ボクシングのスパーリングはこれら3つを同時に満たすことができるので、やる気効率がめちゃめちゃ高い。
逆にスパーリングができない日々が続いて、シャドーやサンドバッグ打ちばかりが続くと、徐々にやる気が下がっていく。
現実はパワプロと違い、やる気がないと、やる気を起こすための行動すらできなくなってしまう。いわば縛りプレイだ
だからぼくは、まだやる気が残っているうちにトレーニングの必要性や悔しさや成長の実感を味わないといけないし、そのためにスパーリングをしないといけないし、高校生のゆうと君がジムに来ることを願わないといけない