文章のTIPS
テーマ・タイトル
- 読む動機をつくる
導入部
- 冒頭で一般論と逆のことを言うと、読みたさが上がる
- 自分が一番面白いと思った部分から書きはじめる
- 冒頭の導入文は150~200文字くらいがちょうど良いかも
- 最初に気になる疑問を提示して、読み進めていくと答えが分かるスタイルは、読者の離脱を防ぐための1つの手(問題を出す)
- 突然ですが問題です
- いかに読者を離脱させずに感情移入させるかが腕の見せ所
- 「未来の緊迫したシーン」の一部を、物語の冒頭に持ってくるテクニックを「フラッシュフォワード」と呼ぶ
- これは利息の大きな借金のようなもので、その代償は、今後の物語の面白さの棄損という形で支払わなければならない(未来の展開が予想しやすくなるから)
- 冒頭数行でで常識に寄り添い、「本当にそう思う?」とひっくり返してYKTを上げる
- いきなり具体例
- 大学で一人暮らしをしたことは人生最大の過ちの一つだった
その他
- 事例や喩えに突っ込みどころがあると、文章全体の説得力が下がる
- パンチラインを見出しにする
- 太字にするとそこだけ読む人がいる。太字箇所だけ読んでも意味が通るようにする。
- タイトルと文章の内容がブレないようにする
- タイトルだけじゃなく、冒頭で立てた期待感にもしっかり答える
- 自分の失敗を書くと、偉そうな感じが軽減される
- 一般論や、~と思う、よりも一人称で自分の体験した事実を書いた方が迫力が出る。冒頭など、読み手を惹きつけたいときは特に。
- 気持ちよりもファクト
- 失敗エピソードなどで「自分を下げる」と偉そうな感じがなくなって読者の好感を得やすい
- 自分で納得できる状態で公開する
- ひらがなとカタカナを増やし、漢字を減らす
- 4〜5行以内に改行する
- 1つの記事で複数のことを書くと、フォーカスがブレることがある。
- 記事を分割した方良いパターンがある。そうするとタイトルも具体的なものになる
- 生々しい具体例を出すと迫力が出る
- パパッと書いて、時間をおいて見直す、を繰り返す
- 多くの人に「自分に関係ありそう」と思ってもらえるようなタイトル、切り口が良い
- サムネイル
- 本文の内容と関連性を持たせる
- 少なくとも全く関係ないイラストや画像は入れない
- 外人の画像とか、謎のリゾートとか、アフィリエイト感が出る画像は避ける
- (できれば)タイトルと同じ文章を入れない。
- 記事間でテイストをある程度統一する
- 俺はシンプル系のイラスト(色とか要素が少なめで、色がやさしめ)にしよう
- 自分語り、思い出系は、いかに自分に感情移入させるかがカギ
- 物語の主人公に感情移入させるのが大切なのと同じ
- 不遇な目に合わせる
- 何かのきっかけを境に大きく変化する
- 怖さや不安を表現する
- ビフォーとアフターを描写して、変化をアピールする
- ゲームのエンドでスタート地点に戻すのもこのテクニック
- 冒頭と結びで同じ文章を使って、感じ方の違いを味わわせるのもこれ
- 最後まで読んでもらうために、書き出しは超重要だけど、記事全体の印象を左右するのはラスト。ラストが良いほどシェアされやすいはず
- ピークエンド効果
- 冒頭の文章と結びの文章を連動させる
- 他の(魅力的な)文章の引用で締める
- 見出しの代わりに画像を入れて文章を区切ることもできる
- 感情移入がないと、キャラクターや筆者の未来を、読書が積極的に予想しないから、どんでん返しが成立しない
- ストーリーの文章をストラクチャーの文章
- ◆ ◆こういう区切り使えそう(イラストより手軽に、呼吸をおける)
- ポイントを太字にした方がメリハリがついて読みやすくなる
- 突っ込みどころを想定してフォローする
- 「単なる経験則からくる予想に過ぎないかもしれないが、大きく外してはいないと思う」
- 「◯◯という意見もあるかもしれないが、...
- 喩えを活用する
- いきなり違う話を始めると、興味がそそられる
- そして本題に当てはめて話を戻す
- すでに研究し尽くされてそうな分野なら、書くまえに研究内容をざっと把握すると、手戻りが少なくなったり、記事のクオリティが上がったり、打ち出し方が変わったりする
- 文章を書くとき、まず最初に「伝えたい、インパクトのあるメッセージ」を決める
- コンテンツ(内容そのもの)とキャラ(筆者の人間性)の割合は人や媒体によって違う
- キャラを売らないとファンがつかない。ファンはコンテンツではなくキャラにつく
- 知らないやつのキャラは誰も興味ない
- コンテンツの割合高めでスタートして、キャラの割合を少しずつ高めていく
- 音声や動画は勝手にキャラが入る
- 具体的な数値をいれる
- 自分が語りたいことではなく、自分が読みたい文章を書く
- 修飾や演出のあるタイトルだと、引きが強くなる分、信頼感が下がってしまう。トレードオフ。
- メモに書きためた、いい感じの表現を参考にしながら書く
- 上手な言い回し、ワードチョイス、表現で文章を肉付けする
- 退屈だけど構成上必要な描写をいかに魅力的に描けるかが腕の見せ所
- 構成以外の部分で細かいポイントを稼ぐ
- 離脱や飽きを防ぐ効果がある
- 構成という骨を隠す効果もある
- ズートピアのリフティングシーン
- 自分では気がつけない自分に、他者に気づかせてもらう、というのは面白さのパターンの1つ
- 正しいことと正しいことのぶつかり合い、も面白い
- 会話形式の文章は読みやすい
- 文章で説明するより、会話を挿入した方が読みやすくなる&温度感が伝わりやすくなる場合がある
- 主人公は目標、目的を持っていた方が魅力的
- イメージしやすい例とわかりやすい数字を使う
- 2020年の新成人の人口は122万人で、新生児の数は84.7万人とのこと
- 主張したいことと真逆の「よくあるきれいごと」を引き合いに出して、そのきれいごとに対する現実感のあるアンサーを返す手法
- 生まれてきただけで奇跡? VIP限定商品の割にこのギリギリの日々はなに?
- いつか◯◯な時代がくる? そんなの待っていられない。
- 他力本願系の言説へのアンサー
- 不確実なことの後に、確実なことを書く
- 才能があるかはわからないが、日々強くなっていることだけは確かだ。
- なにが悪いのかはわからないが、嫌われていることだけは確かだ。
- 凡庸な能力 × 行動力がある という主人公は応援されやすい
- 作り手(書き手)の「楽しんでる感」が大切
- 元ネタを知らなくても楽しめて、元ネタを知ってるともっと楽しめるような仕掛け
- 自分を相対化する
- 「なんだブランド信仰か」と思われないために、「事実としてブランドの服だとテンション上がる」みたいなことを自分で書く
- 「コンテンツがあること」と「文章が上手いこと」は別物。
- 「ライター」という職業は後者。だからインタビューとかする。
- 俺は強いコンテンツとそこそこの文章力で文章を書きたい
- ノウハウを語る系の文章などは、タイトルに「具体的」という言葉が入ってるとYKT上がる
- 共感されそうなもっともな主張をひっくり返す
- あるあるを入れる
- パンチラインは行を独立させる
- 自分のダメさをさらけ出すことで、読者のハードルを下げる
- TEDフォーマット
- 個人的体験(プロローグ)
- 現状の説明
- 問題点の提示
- 望まない未来への警鐘
- 解決策
- 希望に満ちた未来の提示
- 個人的体験(エピローグ)
- 同じ文章を複数回引用して、感じ方の違いを際立たせる
読みたい
- 『物語論 基本と応用』橋本陽介、講談社
- 『物語の力』高田明典ほか、大学教育出版
- 『マンガの創り方』山本 おさむ、双葉社
- 『小説のストラテジー』佐藤亜紀、ちくま
- 『映画を書くためにあなたがしなくてはならないこと』シド・フィールド、フィルムアート社
- 花もて語れ
参考になった記事
- 読まれる記事を書くために、文章技術よりもはるかに有効なこと https://www.furomuda.com/entry/20090512/p1
- (ネタバレなし)『鬼滅の刃』を例に「物語を面白くする技術」を具体的に解説する https://note.com/fromdusktildawn/n/n3cc1d5a07225
- ブログ最初のステップ https://voicy.jp/channel/1295/104584
- ストーリーの文章、ストラクチャーの文章 https://note.com/editoryokota/n/n0744405e1044
- 読みやすい文章は「デザイン」が優れている https://note.com/take/n/n390d868c45f0
- 「読まれる文章」をnoteで書くためのコツをまとめてみるよ https://kensuu.com/n/n4034c3387195
- 文才の有無に関係なく、誰でもそれなりに整った文章を書くコツ https://note.com/gen_murai/n/n929a33e1b213
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